男弐(6)

豊臣秀吉に軍事力で優位に立とうとする家康は、半蔵を紀州・熊野に派遣した。
そこで半蔵はハヤというポルトガルの女兵士を助ける。
二人は財宝とともに海に沈むハヤの南蛮船を引き上げようとするが、目の前には強敵・九鬼水軍と人食い鮫の海が…。
九鬼、そしてポルトガル水軍の平方を持ち帰った半蔵は、家康に水軍を任される。
しかし、家康の天下を見ることなく半蔵は…。
…時代は流れ、江戸末期。
そこには溢れる浪人たちを集め、軍家の警護にあたらせた、後の新撰組、土方歳三や沖田総司の姿があった!清川八郎、芹沢鴨など隊の実力者たちを次々と暗殺した土方、近藤勇らは、京都守護職松平容保の支配下に入る。
市中の浪士に不穏な動きがあると聞いた土方らは夜、会合場所である池田屋に集う。
そして土方は一騎打ちで必技・逆満字の剣を…。
病に苦しむ総司に徐々に死が近づいていた。
総司の恋人・あぎは自分と総司を斬ってくれと土方に頼む。
片方が死ぬくらいならば、同じ人の手にかかり同時に天命を中断したい、そんなあぎの思いに悩む土方。
黒い猫の幻影に怯え半狂乱となった総司に土方が下した結論は?榎本武揚らと蝦夷共和国を設立した土方だが、逆賊と見なされ官軍の攻撃を受ける。
そして土方は新撰組を引き連れ、函館奪還に向かう。
そして命をかけて新撰組の「誠」の一字を守り抜いた伝説の人斬りはついに…。
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